Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition
用語集
 ランゲージ リファレンス  

内容          


ActiveX コントロール

ユーザーのアプリケーションとのやり取りを可能にしたり拡張したりするために、フォームに配置するオブジェクト。ActiveX コントロールはイベントを持ち、他のコントロールに組み込むことができます。通常、ActiveX コントロールの拡張子は、".OCX " です。


 

ActiveX オブジェクト

オートメーション インターフェイスを介して、他のアプリケーションまたはプログラミング ツールに公開されるオブジェクト。


 

引数

プロシージャに渡される定数、変数、および式。


 

配列

インデックス付きの同じデータ型の要素が連続したもの。配列の各要素には、他と重複せずに識別されるインデックス番号があります。ある要素に変更を加えても、他の要素には影響しません。


 

ASCII 文字セット

ASCII コード (情報交換用米国標準コード: American Standard Code for Information Interchange) と呼ばれる 7 ビットの文字セット。標準 U.S. キーボードで文字や記号を表すために一般的に使用されています。ASCII 文字セットは、ANSI 文字セットの最初の 128 文字 (0 〜 127) と同じです。


 

オートメーション オブジェクト

オートメーション インターフェイスによって他のアプリケーションやプログラミング ツールに公開されるオブジェクト。


 

ビット単位の比較

2 つの数式の値を、対応するビットごとに比較することです。


 

ブール式

真 (True) または偽 (False) のどちらか一方の値に評価される式。


 

参照渡し

プロシージャに引数を渡すとき、値ではなくアドレスで渡す方法です。呼び出されたプロシージャは、値を直接操作することが可能です。したがって、引数を渡されたプロシージャ側で、この変数の値を変更すると、元の変数の値も変更されます。


 

値渡し

プロシージャに引数を渡すとき、アドレスではなく値で渡す方法です。呼び出されたプロシージャは、コピーされた変数を操作することが可能です。したがって、引数を渡されたプロシージャ側で、この変数の値を変更しても、元の変数には影響ありません。


 

文字コード

ASCII 文字セットなどの文字セット内の特定の文字を表す番号。


 

クラス

オブジェクトを正式に定義したもの。実行時にオブジェクトのインスタンス (クラスのコピー) を作成すると、クラスがそのインスタンスのテンプレートとなります。クラスは、オブジェクトのプロパティおよびオブジェクトの動作を制御するメソッドによって定義されます。


 

クラス モジュール

クラスの定義 (クラスのプロパティおよびメソッドの定義) を格納するモジュール。


 

コレクション

関連するオブジェクトの集合を格納するオブジェクト。コレクション内におけるオブジェクトの位置は、コレクションが変更されると変わることがあります。したがって、コレクション内の特定のオブジェクトの位置は必ずしも一定していません。


 

コメント

プログラミング時に、コードの処理を説明するために追加する文字列。VBScript では、コメント行の先頭にクォーテーション (') を入力するか、キーワード Rem にスペースを入力してからコメントを記述することができます。


 

比較演算子

複数の値または式の関係を表す文字または記号。比較演算子には、より小さい (<)、以下 (<=)、より大きい (>)、以上 (>=)、等しくない (<>)、等しい (=) などがあります。

Is も比較演算子ですが、あるオブジェクト参照が別のオブジェクト参照と同じオブジェクトを参照しているかどうかを調べるときにだけ使用します。


 

定数

特定の値の代わりに使われる名前。変数の値はプログラムの実行中に変化するのに対し、定数の値は常に同じです。定数では、文字列、数値、他の定数や、数値演算子および論理演算子 (Is 演算子と指数を除く) を含んだ式を表すことができます。次に例を示します。


Const A = "MyString"


 

データの範囲

バリアント型 (Variant) の内部処理形式は、指定できる値の範囲が決まっています。

内部処理形式 範囲
バイト型 (Byte) 0 〜 255。
ブール型 (Boolean) 真 (True) または偽 (False)。
整数型 (Integer) -32,768 〜 32,767。
長整数型 (Long) -2,147,483,648 〜 2,147,483,647。
単精度浮動小数点数型 (Single) 負の値では -3.402823E38 〜 -1.401298E-45。正の値では 1.401298E-45 〜 3.402823E38。
倍精度浮動小数点数型 (Double) 負の値では -1.79769313486232E308 〜 -4.94065645841247E-324。正の値では 4.94065645841247E-324 〜 1.79769313486232E308。
通貨型 (Currency) -922,337,203,685,477.5808 〜 922,337,203,685,477.5807。
日付型 (Date) 西暦 100 年 1 月 1 日 〜 西暦 9999 年 12 月 31 日。
オブジェクト型 (Object) 任意のオブジェクトへの参照。
文字列型 (String) 可変長文字列の文字数は、半角で 0 〜 約 20 億 (2GB) 文字の範囲です。


 

日付式

日付として解釈可能な式。日付式には、日付リテラル、日付形式の数値、日付形式の文字列、および関数によって返される日付が含まれます。日付式は、どのような組み合わせでも、西暦 100 年 1 月 1 日から 西暦 9999 年 12 月 31 日までを表すことができる数値または文字列に限られます。

日付は実数の一部として格納されます。整数部の値は日付を表し、小数部の値は時刻を表します。負の整数を指定すると、1899 年 12 月 30 日より前の日付を表します。


 

日付リテラル

シャープ記号 (#) で囲まれた有効な形式の文字列。有効な形式とは、国別情報の設定によって指定された日付の書式、または共通日付形式のことです。

たとえば、アプリケーションの国別情報の設定が "日本語/日本" の場合、#99/12/31# は 1999 年 12 月 31 日を表す日付リテラルです。

VBScript で認識できる形式は、ユーザーの実際の国別情報に関係なく、英語/アメリカ (mm/dd/yyyy) の変換形式だけです。


 

日付の区切り記号

日付値を表すときに、年月日を区切る記号。


 

Empty 値

変数に初期値が代入されていないことを表します。Empty 値は、数値の場合は 0、文字列の場合は長さ 0 の文字列 ("") として評価されます。


 

エラー番号

Err オブジェクトの Number プロパティに対応する 0 〜 65,535 の範囲の整数。Err オブジェクトの Name プロパティと組み合わせると、エラー番号に対応するエラー メッセージを表示できます。


 

文字列、数値、またはオブジェクトのいずれかに評価されるキーワード、演算子、変数および定数の組み合わせ。計算、文字列の処理、データのテストなどを行うときに式を使用します。


 

組み込み定数

アプリケーションによって提供される定数。組み込み定数は無効にすることはできないので、同じ名前のユーザー定義の定数を作成することはできません。


 

キーワード

キーワードとは、VBScript プログラミング言語の一部として認識される文字列または記号。ステートメント名、関数名、演算子などがあります。


 

国別情報

特定の言語および国に対応する情報の集合。国別情報は、定義済みプログラミング用語の言語と国別情報特有の設定に影響します。国別情報が重要なのは、次の 2 つの場合です。
  • コード国別情報は、キーワードなどのプログラミング言語の用語に影響します。小数点やリストの区切り記号、日付形式、および文字の並べ替え順などの国別情報特有の設定を定義します。

  • システム国別情報は、数値の表示や文字列の日付への変換などの国別情報に対応する機能の動作に影響します。システム国別情報は、オペレーティング システムのコントロール パネルを使用して設定します。

 

Nothing

オブジェクト変数が既に実際のオブジェクトに関連付けられていないことを表す特別な値。


 

Null 値

変数に有効なデータが格納されていないことを表す値。次のような場合に Null 値が返されます。
  • 変数に Null 値を明示的に代入した場合。
  • Null 値を含む式を操作した場合。


 

数式

1 つの数値として評価される式。式の要素は、評価結果が数値になるキーワード、変数、定数、および演算子を組み合わせたものです。


 

オブジェクト型

Application、File、Range、および Sheet など、アプリケーションによって公開されているオブジェクト型。使用できるオブジェクトの詳細については、アプリケーションのマニュアル (Microsoft Excel、Microsoft Project、Microsoft Word など) を参照してください。


 

パイ (π)

数理定数。その値は約 3.1415926535897932 です。


 

プライベート (Private)

宣言したスクリプトでのみ参照可能な変数。


 

プロシージャ

実行時に 1 つの単位として処理される名前付きのステートメントの集まり。たとえば、プロシージャの種類には Function プロシージャと Sub プロシージャがあります。


 

プロシージャ レベル

Function プロシージャや Sub プロシージャ内に記述されているステートメントです。通常、宣言を先に記述し、その後に代入ステートメントなど、実際の操作を行うコードを記述します。次に例を示します。

Sub MySub()             ' これは Sub プロシージャ ブロックであることを宣言するためのステートメントです。
    Dim A           ' このステートメントからプロシージャ ブロックが始まります。
    A = "My variable"     ' プロシージャ レベルのコードです。
    Debug.Print A       ' プロシージャ レベルのコードです。
End Sub             ' このステートメントで Sub プロシージャ ブロックは終わりです。

スクリプト レベルのコードは、プロシージャ ブロックの外側に記述してください。


 

プロパティ

オブジェクトの名前付き属性です。プロパティの値によって、オブジェクトのサイズ、色、画面上の位置のようなオブジェクト特性またはオブジェクトが選択可能かどうかなど、オブジェクトの状態を定義します。


 

パブリック (Public)

Public ステートメントを使用して宣言した変数は、すべてのアプリケーションのすべてのモジュールのすべてのプロシージャから参照することができます。


 

実行時エラー

コードの実行時に発生するエラー。実行時エラーは、ステートメントで不正な操作が行われたときに発生します。


 

実行時

コードが実行中の状態を "実行時" と呼びます。実行中にコードを編集することはできません。


 

適用範囲 (スコープ)

変数、プロシージャ、またはオブジェクトが有効である範囲を定義します。たとえば、変数が Public ステートメントで宣言されていている場合は、直接参照しているプロジェクト内のすべてのモジュールのどのプロシージャからも参照できます。プロシージャ内で宣言されている変数は、そのプロシージャ内でのみ有効で、呼び出しが終了すると、その内容は失われます。


 

SCODE

インターフェイスのメンバまたは API 関数の呼び出し元に詳細情報を渡すために使用する長整数型の値。OLE インターフェイスと API のステータス コードは、FACILITY_ITF に定義されています。


 

スクリプト レベル

プロシージャ レベルに対して、プロシージャの外に記述されているステートメントは、"スクリプト レベル" のステートメントとして参照されます。


 

シード

疑似乱数の生成に使われる初期値。たとえば、Randomize ステートメントを使うと、Rnd 関数が重複しない擬似乱数系列を生成するために使うシード値が生成されます。


 

文字列比較

2 つの文字列シーケンスの比較。比較を行う関数で指定しない限り、すべての文字列比較はバイナリ モードで行われます。英語のバイナリ モードの比較では、大文字と小文字が区別して比較されますが、文字列比較では区別されません。


 

文字列式

1 つの文字列に評価される式です。文字列式は、文字列を返す関数、リテラル文字列、文字列定数の組み合わせで構成されます。


 

変数

プログラムの実行中に変更できるデータを格納するための名前付きの記憶域。各変数には、その変数の適用範囲内で重複しない識別名が付いています。

変数名の制限は次のとおりです。

  • 変数名の先頭文字は、アルファベットでなければなりません。
  • 変数名には、埋め込みピリオドまたは型宣言文字は使用できません。
  • 変数宣言を行った適用範囲内で同じ変数名を複数使うことはできません。
  • 変数名は、255 文字以内 (半角の場合) でなければなりません。

© 1997 Microsoft Corporation.