Recordset オブジェクトのカレント レコードに加えた変更をすべて保存します。
recordset.Update Fields, Values
Update メソッドの構文には、次の指定項目があります。
|
指定項目 |
説明 |
|
recordset |
開いている更新可能な Recordset オブジェクトを表すオブジェクト変数です。 |
|
Fields |
(省略可能) 変更する 1 つのフィールドの名前を表すバリアント型 (Variant)、あるいは複数のフィールドの名前または並び順を表すバリアント型 (Variant) の配列です。 |
|
Values |
(省略可能) 新しいレコードの中の 1 つのフィールドの値を表すバリアント型 (Variant)、あるいは複数のフィールドの値を表すバリアント型 (Variant) の配列です。 |
Update メソッドは、AddNew メソッドを呼び出した後、または既存のレコード内のフィールド値を変更した後に、Recordset オブジェクトのカレント レコードに加えた変更をすべて保存するために使います。Recordset オブジェクトは更新をサポートしている必要があります。
フィールド値を設定するには、次のいずれかの方法を実行します。
· Field オブジェクトの Value プロパティに値を割り当ててから、Update メソッドを呼び出す。
· Update 呼び出しの引数としてフィールド名と値を渡す。
· Update 呼び出しでフィールド名の配列と値の配列を渡す。
フィールドおよび値の配列を指定する場合は、両方の配列の要素数を同じにする必要があります。また、フィールド名の順序とフィールド値の順序とが一致していることも必要です。フィールドや値の要素数または順序が一致していない場合はエラーになります。
Recordset オブジェクトがバッチ更新をサポートしている場合は、1 つ以上のレコードに加えられた変更をローカルに蓄積しておいてから、UpdateBatch メソッドを呼び出すことができます。カレント レコードの編集中、または新しいレコードの追加中に UpdateBatch を呼び出した場合には、ADO は自動的に Update メソッドを呼び出して未処理の変更をカレント レコードに保存してから、変更をプロバイダに一括転送します。
Update を呼び出す前に追加中や編集中のレコードからレコードを移動した場合は、ADO は自動的に Update メソッドを呼び出して変更を保存します。カレント レコードに加えられた変更をキャンセルしたい場合や、新しい追加したレコードを破棄したい場合には、CancelUpdate メソッドを呼び出す必要があります。
Update メソッドを呼び出した後もカレント レコードはカレントのまま変わりません。