Recordset オブジェクトからローカル メモリにキャッシュされるレコード数を示します。
0 より大きい長整数型 (Long) の値を設定または取得します。デフォルトは、前方スクロール カーソルでは 1、それ以外のカーソル タイプでは 10 です。
CacheSize プロパティは、プロバイダがバッファに保持するレコード数、および一度にローカル メモリに格納するレコード数を制御するために使います。たとえば、CacheSize が 10 の場合、初めて Recordset オブジェクトを開くと、プロバイダは最初の 10 レコード分をローカル メモリに格納します。Recordset オブジェクト内で最初の 10 レコード内で移動している間は、プロバイダはローカル メモリ バッファからデータを返します。そして、キャッシュ内の最後のレコードを超えて移動したと同時に、プロバイダは次の 10 レコード分をデータ ソースからキャッシュに格納します。
このプロパティの値は対象となる Recordset オブジェクトが存在しているかぎり調整できますが、プロパティを変更しても、その後にデータ ソースからキャッシュに格納するレコード数が変わるだけであり、変更しただけでキャッシュの現在の内容が変わるわけではありません。
取得するレコード数が CacheSize プロパティの指定よりも少ない場合でも、プロバイダは残りのレコードを返し、エラーにはなりません。
CacheSize プロパティを 0 に設定することはできません。0 に設定した場合はエラーになります。
キャッシュから取得したレコードには、ほかのユーザーが同時にデータ ソースに対して行った変更の結果は反映されていません。すべてのキャッシュ データを強制的に更新するには、Resync メソッドを使います。