バッチ更新などの大量のデータ操作に関するカレント レコードの状態を示します。
次の RecordStatusEnum 値のうちの 1 つ以上の和を返します。
定数 |
値 |
説明 |
adRecOK |
0 |
レコードは正常に更新されました。 |
adRecNew |
1 |
新規レコードです。 |
adRecModified |
2 |
レコードは変更されました。 |
adRecDeleted |
4 |
レコードは削除されました。 |
adRecUnmodified |
8 |
レコードは変更されませんでした。 |
adRecInvalid |
16 |
ブックマークが無効なためレコードは保存されませんでした。 |
adRecMultipleChanges |
64 |
別の複数のレコードの作用を受けた可能性があるため、レコードは保存されませんでした。 |
adRecPendingChanges |
128 |
未処理の挿入を参照しているためレコードは保存されませんでした。 |
adRecCanceled |
256 |
操作がキャンセルされたためレコードは保存されませんでした。 |
adRecCantRelease |
1024 |
既存のレコードのロックのためレコードは保存されませんでした。 |
adRecConcurrencyViolation |
2048 |
共有的バッチ更新が同時に使用中だったためレコードは保存されませんでした。 |
adRecIntegrityViolation |
4096 |
ユーザーが保全上の制約条件に違反したためレコードは保存されませんでした。 |
adRecMaxChangesExceeded |
8192 |
未処理の変更が多すぎたためレコードは保存されませんでした。 |
adRecObjectOpen |
16384 |
開いている記憶オブジェクトと競合しているためレコードは保存されませんでした。 |
adRecOutOfMemory |
32768 |
コンピュータのメモリが不足しているためレコードは保存されませんでした。 |
adRecPermissionDenied |
65536 |
ユーザーが必要なアクセス権を持っていないためレコードは保存されませんでした。 |
adRecSchemaViolation |
131072 |
レコードがデータ元のデータベースの構造に反しているためレコードは保存されませんでした。 |
adRecDBDeleted |
262144 |
レコードはデータ ソースから既に削除されています。 |
Status プロパティは、バッチ更新中に行われたレコードの変更のうちどの変更が未処理なのかを調べるために使います。また、Status プロパティを使うと、Recordset オブジェクトに対する Delete、Resync、UpdateBatch、または CancelBatch のメソッド呼び出しなどの大量のデータ操作を行うときや、Recordset オブジェクトの Filter プロパティにブックマークの配列を設定したときなどに、処理に失敗したレコードの状態を調べることもできます。このプロパティを使えば、指定されたレコードの失敗の状況を判断して、適切に対処することができます。