Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition
CInt 関数
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関連項目
指定した式を内部処理形式 IntegerVariant に変換した値を返す変換関数です。

構文

CInt(expression)

引数 expression には、任意の数式や文字列式を指定します。

解説

ある操作結果を既定のデータ型ではなく特定のデータ型として表す必要がある場合には、通常、バリアント型内部処理形式変換関数を使用してコードを記述します。たとえば、CInt 関数または CLng 関数を使うと、通常は通貨型 (Currency)、単精度浮動小数点数型 (Single)、倍精度浮動小数点数型 (Double) を使う計算の中で、整数型 (Integer) の数値を使うことができます。

他のデータ型を整数型 (Integer) に変換するときは、国別情報を基に変換を行う CInt 関数を使ってください。システムの国別情報の設定に従って、その国で使われている小数点記号や千単位の区切り記号が正しく処理されます。

引数 expression の値が、整数型の値の範囲を超えると、エラーが発生します。


メモ  CInt 関数は小数部分を丸めますが、Fix 関数と Int 関数は小数部分を切り捨てます。小数部分が 0.5 の場合は、CInt 関数は常に最も近い偶数に値を丸めます。たとえば、0.5 を 0 に、1.5 を 2 に、それぞれ丸めます。


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