IsolationLevel プロパティ

Connection オブジェクトの分離のレベルを示します。

設定値と戻り値

次の IsolationLevelEnum 値のうちの 1 つを設定または取得します。

定数

説明

adXactUnspecified

-1

プロバイダが指定したものとは異なる IsolationLevel を使用していてそれが特定できない場合に、プロパティはこの値を返します。

adXactChaos

16

より分離レベルの高いトランザクションのため、未処理の変更を上書きできないことを示します。

adXactBrowse

256

あるトランザクションから、別のトランザクション内のコミットされていない変更を見ることができることを示します。

adXactReadUncommitted

256

adXactBrowse と同じです。

adXactCursorStability

4096

あるトランザクションから、別のトランザクション内の変更のうち既にコミットされた後のものだけを見ることができることを示します (デフォルト)。

adXactReadCommitted

4096

adXactCursorStability と同じです。

adXactRepeatableRead

65536

あるトランザクションから、別のトランザクション内で発生した変更を見ることができないものの、再クエリーによって新しいレコードセットを生成できることを示します。

adXactIsolated

1048576

トランザクションどうしが互いに分離されて実行されることを示します。

adXactSerializable

1048576

adXactIsolated と同じです。

解説

IsolationLevel プロパティは、Connection オブジェクトの分離レベルを設定するために使います。IsolationLevel プロパティは読み取り/書き込みが可能です。このプロパティの設定は次回 BeginTrans メソッドを呼び出すまで有効にはなりません。要求した分離レベルが利用できない場合、プロバイダはその次に高い分離レベルを返す場合があります。

対象

Connection