Connection オブジェクト

Connection オブジェクトは、OLE DB データ ソースへの開いている接続を表すオブジェクトです。




コレクション

ErrorsProperties

プロパティ

AttributesCommandTimeoutConnectionStringConnectionTimeoutDefaultDatabaseIsolationLevelModeProviderVersion

メソッド

BeginTransCommitTransRollbackTransCloseExecuteOpen

解説

Connection オブジェクトは、以前に定義したすべてのオブジェクトとは別に作成できます。

Connection オブジェクトは、データ ソースを持つ一意なセッションを表すものです。クライアント/サーバー型のデータベース システムでは、実際のサーバーへのネットワーク接続に相当することがあります。プロバイダから提供される機能によっては、Connection オブジェクトのコレクションやメソッド、またはプロパティの一部が使用できないことがあります。

注意 Microsoft ODBC Provider for OLE DB をはじめとする Microsoft OLE DB プロバイダの詳細については、Microsoft(R) OLE DB SDK のマニュアルか、または「Microsoft OLE DB Web ページ」を参照してください。

Connection オブジェクトのコレクションやメソッド、またはプロパティを使うと、次の操作が行えます。

· ConnectionString プロパティ、ConnectionTimeout プロパティ、および Mode プロパティを使い、開く前に接続の設定を行う。

· DefaultDatabase プロパティを使い、接続のためのデフォルトのデータベースを設定する。

· IsolationLevel プロパティを使い、接続の際に開かれるトランザクションの分離レベルを設定する。

· Provider プロパティを使い、OLE DB プロバイダを選択する。

· Open メソッドおよび Close メソッドを使い、データ ソースへの物理接続を確立し、後で切断する。

· Execute メソッドを使って接続に対してコマンドを実行し、CommandTimeout プロパティを使って実行の設定を行う。

· BeginTransCommitTransRollbackTransの各メソッド、および Attributes プロパティを使い、開いている接続に対するトランザクション (プロバイダがネストされたトランザクションをサポートしている場合はそれらのトランザクションも含む) を管理する。

· Errors コレクションを使い、データ ソースから返されたエラーを調べる。

· Version プロパティを使い、使用している実装 ADO からバージョンを読み取る。

関連項目

CommandRecordset