Requery メソッド

Recordset オブジェクトの生成元であるクエリーを再実行して、オブジェクトのデータを更新します。

構文

recordset.Requery

プレースホルダ recordset は、開いている Recordset オブジェクトを表すオブジェクト変数です。

解説

Requery メソッドは、生成元のコマンドを再実行してデータ ソースから再度データを取得することによって、Recordset オブジェクトの内容全体を更新するために使います。このメソッドを呼び出すことは、Close メソッドと Open メソッドを連続して呼び出すことと同じです。カレント レコードの編集中や新しいレコードの追加中に呼び出した場合は、エラーになります。

Recordset オブジェクトが開いている間、カーソルの性質を定義するプロパティ (CursorTypeLockTypeMaxRecords など) は読み取り専用です。このため、Requery メソッドで更新できるのは現在のカーソルだけです。カーソルのプロパティを変更してその結果を確かめるには、Close メソッドを使ってプロパティを再度読み取り/書き込み可能にする必要があります。その後にプロパティの設定を変更して Open メソッドを呼び出せば、再びカーソルを開くことができます。

対象

Recordset

関連項目

CommandText