オブジェクトをコレクションに追加します。
Collection.Append Object
プレースホルダ collection は、オブジェクトを追加するコレクションを表します。プレースホルダ Object は、追加するオブジェクトを表すオブジェクト変数です。
Append メソッドは、コレクションにオブジェクトを追加するために使います。このメソッドは Command オブジェクトの Parameters コレクションに対してのみ使うことができます。Parameter オブジェクトを Parameters コレクションに追加する場合は、あらかじめ Parameter オブジェクトの Type プロパティを設定しておく必要があります。また、可変長のデータ型を選択する場合は、Size プロパティに 0 より大きい値を設定することも必要です。
パラメータを自分で記述することにより、プロバイダへの呼び出しを最小限に抑えることができ、その結果ストアド プロシージャやパラメータ指定クエリーでのパフォーマンスを向上させることができます。ただし、呼び出すストアド プロシージャやパラメータ指定クエリーに関連付けられている個々のパラメータのプロパティについて、理解しておく必要があります。CreateParameter メソッドを使うと、適切なプロパティ設定を持つ Parameter オブジェクトを作成でき、Append メソッドを使ってそれらのオブジェクトを Parameters コレクションに追加できます。この方法を使えば、パラメータ情報を得るためにプロバイダを呼び出すことなく、パラメータ値の設定や取得ができます。パラメータ情報を提供しないプロバイダを対象としてコードを記述している場合は、この方法を使って手動で Parameters コレクションを収集し、パラメータを利用できるようにしてください。