Supports メソッド

指定された Recordset オブジェクトが特定の種類の機能をサポートしているかどうかを調べます。

構文

Set boolean = recordset.Supports(CursorOptions)

Supports メソッドの構文には、次の指定項目があります。

指定項目

説明

boolean

指定された機能が利用できるかどうかを示すブール型 (Boolean) の変数です。

recordset

開いている Recordset オブジェクトを表すオブジェクト変数です。

CursorOptions

「解説」に示した定数の 1 つ以上の組み合わせからなる長整数型 (Long) の式です。

解説

Supports メソッドは、Recordset オブジェクトがサポートしている機能の種類を調べるために使います。CursorOptions で指定した定数に対応する機能を Recordset オブジェクトがサポートしていれば Supports メソッドは True を返し、サポートしていなければ False を返します。

引数 CursorOptions には、次の CursorOptionEnum 値のうちの 1 つ以上の和を設定できます。

定数

機能

adAddNew

16778240

AddNew メソッドを使って新しいレコードを追加できます。

adApproxPosition

16384

AbsolutePosition プロパティと AbsolutePage プロパティの設定および取得ができます。

adBookmark

8192

Bookmark プロパティを使って特定のレコードにアクセスできます。

adDelete

16779264

Delete メソッドを使ってレコードを削除できます。

adHoldRecords

256

未処理の変更をすべてコミットして現在保留中のレコードをすべて解放することをせずに、次の取得位置からさらにレコードを取得したり、レコードを変更したりできます。

adMovePrevious

512

ブックマークを使わずに、MovePrevious メソッドや Move メソッドを使ってカレント レコードの位置を逆方向に移動できます。

adResync

131072

データ元のデータベースから参照可能なデータを使ってカーソルを更新できます。

adUpdate

16809984

Update メソッドを使って既存のデータを変更できます。

adUpdateBatch

65536

バッチ更新を使って変更をプロバイダに一括転送できます。

注意 指定された機能について Supports メソッドが True を返す場合でも、あらゆる条件でプロバイダのその機能が使えるという保証はありません。Supports メソッドは、ある一定の条件のもとでプロバイダが指定された機能をサポートしているかどうかを返すだけです。たとえば、複数テーブルの結合の結果生成されたカーソルで、そのうちの列の一部が更新不可能であっても、Supports メソッドは Recordset オブジェクトが更新をサポートしていることを示す True を返すことがあります。

対象

Recordset

関連項目

CursorType